真珠に携わり続けて100年
100 years keep on engaging in pearls
真珠を見つめ続けた100年の歴史
大山真珠店は、2016年(平成28年)に創業100年を迎えました。
100年の長い歴史の中で、真珠の養殖・育成から製造加工、販売と真珠を通じた事業を展開してまいりました。
創業当初から変わったものもあれば変わらないものもあります。
日本の海で育まれた真珠という宝石を使用し、
女性を輝かせるジュエリーを作り、販売を続ける当店の歩みをご紹介いたします。
1916年 大山真珠店 創業
大山真珠店は、1916年に創業いたしました。
創業は、創業者である「大山 安松」の地元である伊勢志摩地域の和具にて真珠養殖の手伝いをしたことがきっかけです。アルバイトとしてアコヤ真珠(日本で養殖された本真珠)の養殖に触れ地元で育まれた美しいアコヤ真珠を広めるために事業としてスタートしていきます。
当時から、有名な伊勢神宮には全国から多くの観光客が行き交っていたため伊勢神宮のお膝元にお店を構えました。
当時は高級品というイメージが強ったため、身分の高い日本人にしか購入することができない品でした。

真珠の里で真珠養殖
日本の中でも伊勢志摩は、真珠の養殖に初めて成功した地域として養殖技術が確立した場所です。
御木本幸吉氏が鳥羽にて研究を重ねたことを始まりに、伊勢志摩の英虞湾で真珠養殖は、発展してきました。
志摩半島の複雑に入り組んだリアス式海岸は、波が静かで栄養が豊富な為、真珠養殖に適しており現在も養殖技術も開発や研究が行なわれる、真珠の里と呼ぶにふさわしいところです。
当店も、創業者である「大山 安松」の命を受け
2代目「大山 真」が英虞湾に真珠の養殖場を持ち、真珠の育成から販売まで、力を注いでいくこととなりました。

昭和天皇・天后両陛下へ天覧の栄を贈る

伊勢志摩で養殖された真珠の業者入札を行う「日本真珠装身具協同組合」の立ち上げにも携わり、伊勢志摩にて養殖された真珠を日本に広めていくきっかけ作りをスタート。
創業から数十年、様々なご縁にて昭和天皇・天后両陛下に真珠をご覧いただく機会があり、展覧の栄を賜りました。
それをきっかけに、真珠の専門店として高い信頼を得て、真珠店としての地位を確立しました。
店舗拡大
日本が経済成長していく波と同時に、日本全国にて真珠の需要が大きくなりました。
好景気の中、全国各地の百貨店にてお仕事させていただくのをきっかけに百貨店クオリティと呼ばれる高品質ジュエリーの販売に特化していきました。
そして、伊勢市の店舗のほかに、東京(3カ所)、大阪、名古屋(2カ所)、鳥羽へと店舗拡大し、真珠の販売に人力を尽くしました。
バブル崩壊
しかし、よい時は長くは続きませんでした。
1990年代に入りバブルが崩壊すると消費者の購買意欲は急速に冷え込み嗜好品ある真珠製品は売れなくなっていきました。
そんな厳しい時代に、2代目「大山 真」は養殖業を知人に譲ることにします。
先代が大きくした会社を守るべく、真珠製品の製造加工・卸し・販売に専念することを決め引き継ぎました。
店舗の縮小
手始めに行なったのが、店舗の縮小でした。
本店である伊勢市駅前の店舗以外を全て閉店し、伊勢から真珠をお届けするという選択肢を選びました。
現在と同様、下記販売方法にシフトチェンジ致しました。
〇伊勢の店舗でのご案内
〇全国各地の百貨店から呼んでいただいての催事販売
〇三重県や伊勢市のお仕事にて全国へ出向いての催事販売
冷え込む真珠業界
真珠製品の製造加工・卸し・販売に専念後も、日本経済の冷え込みと真珠ブームの終焉で厳しい状況は続きました。
自社製品を自分たちの言葉でお客様に届ける為、
3代目となる「大山 真祐」がご縁があった全国各地の百貨店にて催事事業をスタート。
伊勢へお越しいただくだけでなく、自らが出向き伝える販売を行なうことで非常に厳しい時代を乗り越えました。

真珠製品の製造加工・卸し・販売専念によるトレンド探し
バブル崩壊から約20年間、伊勢の店舗と全国各地の百貨店にて高品質の真珠製品を中心に販売を行なってきました。
しかし、3代目「大山真祐」は時代の背景をみて若年層向け商品の製造に踏み切り今までの商品の見直しを致しました。
月日が流れても「真珠=高級品、大人の女性」というイメージがぬぐいきれずにいた真珠を、若年層の方たちにファッションの一部として取り入れてほしい気持ちが芽生え目を付けたのが20代から40代の女性です。
どうしたら真珠を身に着けてもらえるか考えた結果、
シンプルなデザインで真珠の魅力が伝わる商品開発を行ないました。

真珠ブームの再来!?
2010年ごろより、若年層を中心にした真珠ブームの再来が!
貝パールやコットンパールなどのイミテーションパールアクセサリーの流行から、
日本国内で真珠のジュエリー・アクセサリーへと関心を持った幅広い年齢層の女性が真珠を身に着けるようになりました。
その波は若年層にまで広がりを見せ、かつてフォーマルな印象が強かった真珠ですが、カジュアルなファッションアイテムとしても人気が高まりました。
百貨店等で販売するジュエリーだけでなく、
シンプルで身に着けやすいパールアクセサリーを展開したことで雑誌に取り上げていただいたり、
『BEAMS JAPAN』や他のブランドとのコラボ商品開発を行ない、全国各地から多くのお客様に足を運んでいただくようになりました。
また、この頃よりネットショップ販売も展開。
自社EC、楽天市場、BASE、Creemaと、現在は4つのサイトで商品をご案内しています。
新たな挑戦のきっかけ
しかし、2020年に新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で世界中が困惑する事態に・・・
嗜好品である真珠は、最初に消費対象から切り離されてしまいました。
そんな中、今後の会社経営を考えた際に真珠製品の製造・卸し・販売業だけでは不安を感じた4代目となる「大山 智」は新たな事業の発足を考えます。
そこで生まれたのが・・・
真珠屋がプロデュースしたオリジナルクラフトビール『私はほぼクレオパトラ』です。
※世界三大美人のひとりであるクレオパトラが永遠の美の秘訣として真珠を愛飲していたとされており、このネーミングに!!

チャレンジ
真珠専門店であった弊社が、令和五年12月19日にリニューアルオープン。
「敷居が高い」と思われがちな真珠店のイメージを刷新した空間へ。
今まで通り、大山真珠店では・・・
生き物が作り出す唯一の宝石である、真珠!!
その魅力をお客様と共有する時間を提供すべく、カジュアルからフォーマルまで世界中の真珠を取り扱い自社にて製造した商品を多数取り揃えてご案内。
リニューアルに伴い併設したドリンクスタンド隣席in大山真珠店では・・・
若い世代や神宮参拝で伊勢へ訪れた観光客の方が、ふらっと立ち寄っていただけるようオープンな雰囲気の内装に仕上げ真珠が入ったオリジナルクラフトビール『私はほぼクレオパトラ』やシャンパン・ワインなどを中心にご案内。
真珠に興味があるない関係なく伊勢にお越しになった観光客の皆さんと、真珠のことや伊勢・神宮のことをゆっくりお話しさせていただく情報発信・情報共有空間です。
今後も、真珠のコンシェルジュとしてお客様と真珠を繋げていくお手伝いをして参ります。

大山真珠店

隣席in大山真珠店











